
ニトリネットショップがリニューアル時のシステム障害で停止!5日経っても復旧せず
- 小ネタ
6/17に実施したリニューアルにより障害が発生
ニトリ公式通販サイトがダウン、復旧の目処たたず →「楽天で買って」と異例の呼びかけ(ねとらぼ)
【6/23復旧見込】ニトリネットショップ障害 6/17から週をまたいで対応中(Togetter)
ネット上でも騒然となっているニトリネットショップのシステム障害。
ニュースサイトなどによると、2015年6月17日にリニューアルを実施したが、新システムのプログラムエラーによりサイトが利用できない状態に。同日から復旧作業を開始し、2015年6月23日に復旧したようです。
ロールバックすら行えない状態?
リリース直後の障害発生から復旧まで約5日間。発表によると障害の主な原因はサーバのCPU不足とプログラムの不具合ということだそう。しかし、これだけ大手のネットショップがリリースミスで5日間も停止するとはいったい何があったのか・・・。
2014年のニュースでは売上高100億円を誇るネットショップ(引用:通販新聞)、単純計算しても1日3,000万円弱の売り上げということは5日間で1億5,000万円の損失ですかね・・・。
通常このような大規模なシステムとなると、リリースは「ファイル置き換えて終わり!」というふうにはいきません。
過去に大手のサービスサイトリニューアルに携わったことがありますが、主系副系と環境が2重化されていたり、リリース時も片系に新環境をデプロイして交換、障害が発生したら旧環境に差し戻しなどリリースにおける運用手順や業務がかなり厳密に作られており、サービスが停止しないように考えられていました。
通常の小規模なシステムにおいても新機能のリリースやリニューアルは問題があった際にすぐにロールバックできるように手順を整えるのが一般的ですよね。
当然、年間100億円も売り上げるシステムであれば相応の対策がとられていたはずなのに5日間も停止するということは、環境をロールバックできないような不具合が発生したという風に考えてしまうのですが、ほんとのところはどうなんでしょうね。
リニューアル時にはご注意・・・
年間100億も売り上げるシステムを持っている方は少ないでしょうが、システムにしろホームページにしろ、企業にとっては売り上げの機会を作る大切な資産です。
リリースミスで機会損失しないように、皆さんもくれぐれもご注意ください。。。